ところで、極座標表示で定義すると,
曲線B:  r=f(θ) と定義すれば,
曲線C:   r=f(θ)±a  (aは定数)を曲線Bの極Oの長さaのコンコイドと呼ぶ.

特に,曲線Bが円で,その円上に定点Oがある時,このコンコイドはリマソンと呼ばれる.
つまり、
曲線B 円:r=bcos(θ)      (−π/2≦θ≦π/2) とすれば、
曲線C   :r=bcos(θ)±a  (−π/2≦θ≦π/2) がリマソンとなる。

そこで,a<bなら、内部に輪線ができる。(図1では、一番内側の軌跡)
     a=bなら、カーディオイドになる。(図1では、二番目の軌跡)
     a>bなら、単一の閉曲線になる。(図1では、一番外側の軌跡)

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