1.  段の数字を求める

大成算経の零約術では右の図のような表を使います。
両端の数字(3,11,1,1,5)
を段と呼びます。
左の表は段の数字を導くために用います。

右の表のように、
零約したい数字を表の右側のマスにおきます。

左の表のように、
反対側のマスに1(1.0000000)をおきます。

3.0866142から1.0000000を引けるだけ引きます。
3回分は引くことができるので第1段には3をおきます。
3.0866142と1.0000000の差866142(0.0866142)を下のマスにおきます。

同様に、差866142を使って10000000から引けるだけ引くことを考えます。
まず、わかりやすく10倍した数を引きます。
差は1338580となります。

まだ、1338580から866142を1つ分引くことができるので引きます。
差は472438となります。

2段目の数字は11(10+1)となります。
同様に5段目まで繰り返します。



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