命題50:双曲線、楕円、円に接している直線が直径と交わり、直線が接点と中心を通り延長され、頂点から縦線に平行に引かれた直線が接点と中心を通って引かれた直線と交わり任意の直線が接線の2倍に対する比は接点と引かれた直線の間の接線の長さが接点と中心を通り引かれた直線の接点と引かれた直線間の長さの比と同じになるように工夫すると、切断面から接点と中心を通り引かれた直線に引いたどんな直線でも平方が、それによって接点から切り取られた直線の幅を持ち、双曲線の場合には、中心と接点の間の直線の2倍と見つけられた直線によって挟まれた矩形に相似な図形だけ越えて、楕円と円の場合にはそれだけ不足して、見つけられた直線にあてはまる矩形の面積に等しい。
直径が直線ABで、中心がCの双曲線、楕円、円があり、直線DEが接線で、直線CEを結び両側に延長する。直線CKを直線ECに等しくし、Bを通り2直線BFGを縦線方向に、Eを通り直線EHをECに垂直に引き、FE:EG=EH:2ED とし、直線HKを結び延長し、任意の点Lを切断面上にとり、それを通り直線LMXをEDに平行に、直線LRNをBGに平行に、直線MPをEHに平行に引く。
LM2=EM・MP である。
なぜなら、直線CSOはCを通りKPに平行に引き、EC=CK だから、
ケースT.
EC:KC=ES:SH
したがって、ES=SH
ケースU.
FE:EG=HE:2ED
と 2ES=EH
したがって、FE:EG=SE:ED
そして、 FE:EG=LM:MR
したがって、LM:MR=SE:ED 示されたことより(T.43)
双曲線の場合には、
三角形RNC=三角形LNX+三角形GBC
=三角形LNX+三角形CDE
楕円と円の場合には
三角形RNC+三角形LNX=三角形GBC
=三角形CDE
したがって、
双曲線の場合には共通な三角形ECDと共通な四角形NRMXを引いて、
楕円と円の場合には共通な三角形MXCを引いて、
三角形LMR=四角形MEDX
そして、MXはDEに平行で
角LMR=角EMX
したがって、LM・MR=EM・ED+MX (T.49,注,2段落)
MC:CE=MX:ED
と MC:CE=MO:ES から
したがって、MO:ES=MX:ED (加比の理)
MO+ES:ES=MX+ED:ED
1つおきに、MO+ES:MX+ED=ES:ED
しかし、 MO+ES:MX+ED=(MO+ES)・EM:(MX+ED)・EM
そして、 ES:ED=LM:MR=FE:EG (ユークリッド.Y.4)
または、 ES:ED=LM2:LM・MR
したがって、(MO+ES)・ME:(MX+ED)・EM=LM2:LM・MR
そして1つおきに(MO+ES)・ME:LM2=(MX+ED)・EM:LM・MR
しかし、 LM・MR=ME・(MX+ED) (上述)
したがって、LM2=EM・(MO+ES)
そして、 SE=SH
そして、 SH=OP
したがって、LM2=EM・MP
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