『円錐曲線による円錐』
メナイクモス(Menecmo)の円錐曲線の理論は、B.C.4世紀の後半に発展した。しかし、特殊な取り扱いは、B.C.300年頃、アリスタイオス(Aristaeus)とユークリッド(Euclid)によって書かれた。古代人たちは、直角三角形をその垂線の周りに回転させることによって得られる立体を円錐と呼んで,それらを,円錐の回転軸を通る切り口(それは三角形になる)の頂角によって,直角円錐,鋭角円錐,鈍角円錐と区別した。かれらは,これら全てのタイプの円錐をその母線に対して垂直な平面で切断して,その平面上に得られた(3次元空間内の)円錐曲線をそれぞれorthotome,oxytome,ambiytomeと呼んだ。3次元空間内の曲線の特徴的な性質の“徴候(symptom)”を示すことが可能である。
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