タルス 〜talus〜

材質

羊の踵の骨

関連分野

場合の数、確率

学習指導要領との関連

中学校2年 「確率」
高等学校 数学A「場合の数と確率」
高等学校 数学B「統計とコンピュータ」
高等学校 数学C「確率分布」「統計処理」
高等学校 数学基礎「数学と人間の活動」

 

あらまし

 

 古代のギリシャ人やローマ人は、タルス(talus、複数形tari)と呼ばれる羊の踵の骨を投げることによって、タリ・ゲームと呼ばれる遊びをした。タリ・ゲームでは、4つのタルスを投げて、4つのタルスから異なる4面が出現したとき、ヴィーナスと呼ばれ最高のものとした。

 


タルスの4つの面と目の数の入れ方。  
左から3,4,1,6(下の文字は面の名称)


タルスの実物を100回振り、各目の出る確率を求めた。
実物は高さ約3cm、幅約2cmである。

目の数 3 4 1 6
写真
確率 0.39 0.38 0.09 0.14


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